仮面ライダーゼロワンの撮影現場を目撃した話

先週放送の仮面ライダーゼロワン第16話の後半 シャイニングホッパー&アサルトウルフVSベローサ&ドードー戦が撮影は、19年11月15日13時頃より茨城県つくば市つくばセンター広場にて行われたものでした。

場所はともかくなぜ日付と時間まで把握しているかといえば、その日その場所にたまたま居合わせたからです。
つくばセンター広場といえば、特撮ファンには「例の場所」で通用するほどおなじみの撮影地。
以前から一度見に行ってみたいと思っていた場所で、都合がついたこの日たまたま訪ねていったのでした。

着いて、この下がその広場かと覗いてみれば、たくさんの人と機材、そして明らかに特撮スーツとわかる格好のアクターさん。
ビックリして思わずカメラを向けたら、ADらしい女性に撮影はご遠慮くださいと怒られてしましました。

…そりゃそうですわね。
特撮に限らずドラマ全般情報漏洩の観点から撮影は禁止です。
まして今にして思えば、そのシーンで撮られていた内容はその時点ではネタバレ情報に当たるものです。
これは完全にこちらが配慮を忘れた行動でした。

撮影及び立ち止まっての見学はスタッフにより警備されており、禁止されていましたが、初めて特撮の撮影現場に出くわす貴重な体験に、このまま去るのはあまりに惜しく、どうしたものかと思案していると、撮影現場となっている階段の踊り場には近づけませんが、半地下となっている広場の外縁に当たる場所を立ち止まらず通行しながら現場を眺める分には注意なしとされていることが判明。

いかにも通行人でございといった風を装いながら、遠巻きに撮影現場を眺めることにしました。
基本的にその後はそこをウロウロしてたわけですが、そこで判別できたのが、まずはゼロワンシャイニングホッパーのスーツ。


この時には既に玩具情報か何かで存在自体は判明していたのではなかったかな。
スーツ自体はメディアに出てなかったと思います。
見慣れないスーツでしたが、色味が完全にゼロワンのそれでしたし時期的にもそろそろパワーアップの季節でしたから、あれがセロワンの強化形態かと予想はつきました。
肩の突起が凄い目立つなという印象。この時は打ち合わせか何かをしていたようで、マスクは被ってない状態でしたが、近くで全身を見たいと思わされました。

相手怪人にはまず色味でドードーがいるのを識別。この時にはストーリー的に暗殺ちゃんが退場するとは知らなかったので普通に暗殺ちゃんが相手なのかと思っていました。
ベローサも鎌の腕が特徴的だったのですぐ判別。まあ腹筋崩壊太郎ではなく再生怪人としてでてるんだろうなとは思いましたが。

判らなかったのはアサルトウルフの存在。最初に見た時は撮影現場を少し離れた広場の端で準備運動をしていました。


マスクこそしていませんでしたが、あの装甲の多いスーツを着たまま陸上部の準備運動を思わせるような大きく俊敏な体操をしていました。

アサルトウルフに関してはこの時点では存在そのものが出ておらず、マスクを被っていな状態ではあれは一体誰だと言う印象。
シューティングウルフとは色味も結構違うしマスク以外はデザインも共通性はなく、シャイニングホッパーのようにバルカンの強化形態だとは連想できませんでした。2号強化のタイミングとしては通年よりちょっと早いですしね。

だから敵か味方か判らないが新キャラかなと思っていました。

最初のうち、この日の撮影はアクションシーンだけの撮影かと思っていましたが、何度か見ているうちに、撮影陣の中に主役の高橋文哉君らしい人を発見。
といっても、顔を判別できたわけではなく、或人社長がよく履いているゼロワンカラーのシューズを履いていたことから。後に放送で着ていたベージュのコートとピンクのパーカーという服装からみてやっぱりそうだったんだなと答え合わせができました。

基本、撮影場所から遠かったこともあり、セリフなどは聞こえてこなかったのですが、ただ一言例外的に聞こえてきたシーンがありました。

不破がアサルトウルフキーをこじ開けるときの咆哮。
 セリフ別撮りとかではなく本当に撮影場所で吠えていたんですね。
不破役高橋龍太郎君がいたのはこの声を聞くまで気がつきませんでした。
服装自体は黒のファー付きジャケットというスタッフ陣に混じってても判らないような格好だったため或人社長のように見分けがつきませんでした。

高橋君岡田君両名は、おそらくはこの変身シーン撮影の後、別パート撮影まで待機だったのか、広場端に設けられていた休憩所のような場所で二人で会話しながら座っていました。

実はこの休憩場所に二人が移動する際、広場上方からかなり近づいてみることができたのですが、それでも顔や表情まで分かるほどではありませんでした。
ただ二人とも撮影用のベルトをつけたままだったのが印象に残ってます。

休憩している二人が何を話しているのかは当然わかりませんでしたが、高橋君が手を大きく掲げ何かを言っていたことから、変身シーンについて二人で会話していたんではないかと思いました。

結局この日は2時間以上あたりを歩き回りながら撮影の端々を覗き見していました。
もう既に日の陰りが早くなっていた頃、ずっと見ていたい思いはありつつも、暗くなるまでいるわけにはいかず惜しみながらその場を去りました。

その後放送を見てみるとフィニッシュのシーンではすでに辺りは完全に暗くなっていましたので、自分が立ち去ってからも数時間撮影は続いていたのだと思われます。

ドラマ上での時間としては10分に満たないシーンでしたが撮影には半日かかっていたわけですね。
話には聞いていましたが撮影には時間がかかるというのは本当でした。
昼間に闘い始めてフィニッシュが夜というのは割によく見るシーンで、ドラマの繋がり的にどうかなと思うことがないではないですが、実際現場を目の当たりにしてみてまあ、仕方のないことよなと思います。

その日はできませんでしたが、翌日につくばセンター広場の写真を撮ってロケ地巡りは完了しました
実際にその前日にはここで殺陣が行われていたのだなと思うと感慨深かったです。
この写真は加工してステージ素材として使いたいと思っています。

ちなみにこの近くにはフォーゼがOPで飛び越えていくロケットと弦太朗たちが見学している資料館でおなじみのJAXAの施設もありそちらも写真も収めてきました。

以上が自分が今年経験した特撮関連の貴重な経験でした。
ロケ地巡り自体そう頻繁に行くわけでもないのに撮影そのものに出くわすなど人生一度のことかもしれません。
今後もステージ用素材の写真を取るためにロケ地巡りはしていきたいですしあわよくばまた撮影にも出くわしてみたいものです。

今年は平成が終わり、平成ライダーとともに活動してきた当サイトも同じだけの時間を重ねてきました。

令和の世となった来年からは、これまでの積み重ねの上に新たな挑戦をしていければ良いなと思います。

来年も、どうぞよろしくお願いします。良いお年を